2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ルネ・ジラール「地下室の批評家」(1976=1984)

ジラールの2冊目です。「地下室の批評家」は4つの論文をまとめた著書になっています。核となる最初の論文がドストエフスキーの文学評論で、最後の論文が「アンチ・オイディプス」を批判したものです。この本をチョイスしたのは、この論文が入っていたから…

ルネ・ジラール「羨望の炎」(1990=1999)

今回と次回はジラールの著書を扱って、模倣論について考察をしてみたいと思います。 私自身もジラールの関連文献は去年から10冊くらい読んでますが、その中から2冊を取り上げてみます。この「羨望の炎」ですが、基本的にはシェイクスピアの文学評論という…

ジョージ・リッツア「無のグローバル化」(2004=2005)

今回はベックの代理でハイパー近代(後期近代)の議論をするということで、リッツアを取り上げます。 リッツアは「マクドナルド化する社会」で有名ですが、本書はその後に出た本になります。(読書ノート) vi ご当地キティやご当地ロゴ入りTシャツなどにつ…