2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今回はこれまでレビューしてきたフーコー、デリダの議論を相対化してみる意味で、竹田の著書(本書と「現象学入門」1989、「エロスの現象学」1996)を参照してみたい。竹田はフーコーらの議論をポストモダニズムの議論として一括りでまとめているが、私自身…
○本書の時代的な位置付けについて 本書は、全生研を中心にした集団主義教育の批判を「研究を通して」行ったものとしては「最初でしかも唯一のものとなった」ものとされる(pii)。この認識があながち間違えた認識といえないのかもしれない。特にいくつかの実…