2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

サミュエル・ハンチントン「分断されるアメリカ」(2004=2004)

本書は「文明の衝突」で知られるサミュエル・ハンチントンの著書である。 世間的には近年のアメリカの動向を予見していた著書としても評価されているようであるが、私自身の関心から言えば、これまで「日本人論」に対してあまり語られないのではないかと指摘…

西尾幹二「西尾幹二全集 第一巻 ヨーロッパの個人主義」(2012)

今回も日本人論を取り上げる。 西尾については最初に「教育と自由 中教審報告から大学改革へ」(1992)を読み、レビューする予定だったが、背景として西尾の考える日本人論について押さえておく必要があると感じたため、本書を読んだ。 その考え方についてはこ…