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マイクル・クライトン、酒井昭伸訳「ライジング・サン」(1992=1992)

今回は今後の伏線の意味も含めつつ、「日本人論」の捉え方の事例として、マイクル・クライトンの小説を取り上げる。 本書では至るところで「日本人」についての言及があったが、基本的に何らかの因果関係が説明されている部分を全てノートにまとめた上で、ど…

ルネ・ジラール「羨望の炎」(1990=1999)

今回と次回はジラールの著書を扱って、模倣論について考察をしてみたいと思います。 私自身もジラールの関連文献は去年から10冊くらい読んでますが、その中から2冊を取り上げてみます。この「羨望の炎」ですが、基本的にはシェイクスピアの文学評論という…