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ピーター・B・ハーイ「帝国の銀幕」(1995)

今回も「近代の超克」の議論に関連したレビューを行う。 本書は戦時中の映画についての分析を行ったものであるが、特にその映画の「大衆性」に注目し、そのことと戦時の統制的なイデオロギーとのズレについての描写を中心的に行っていることが特徴的である。…