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竹田青嗣「現象学は〈思考の原理〉である」(2004)

今回はこれまでレビューしてきたフーコー、デリダの議論を相対化してみる意味で、竹田の著書(本書と「現象学入門」1989、「エロスの現象学」1996)を参照してみたい。竹田はフーコーらの議論をポストモダニズムの議論として一括りでまとめているが、私自身…